あっという間の1年間でした.
今年度も多くの生徒・受講者の皆様に授業を受講していただき,ありがとうございました.
振り返ってみると,今年も実りの多い一年でした.当塾では,TOEFLや英検を通して英語力を向上させたい,海外の大学に留学して世界レベルの環境で学びたいという高校生を主に応援していますが,実際の受講者は,小学生から社会人まで様々です.
特に今年は,昨年以上に実用英検の受験で大きな成果が得られました.具体的には,小学2年生が準2級,中学2年生が2級,高校2年生が準1級にそれぞれ合格しており,上位級を目指す生徒の学年がさらに低学年化した印象です.高校生には,卒業までに準1級合格を目指すよう意識づけを図っており,志の高い(偏差値のことではありません)生徒は,今後も積極的に受け入れます.
また,社会人も一定数受け入れました.中でも,医学部に編入して医師を目指す方のお話には心を打たれました.当初,英語学習で非常に悩んでいる様子が伺えましたが,この方は,最終的に二次試験も突破され,某国立大学の医学部に無事合格が決まっています.
私自身は,英語に限らず,語学の習得は食事や歯磨きと同様,生活そのものだと考えています.朝起きたらThe Japan Times (& The New York Times)やTIMEなどの英字新聞・雑誌に目を通す,PodcastでBBCその他,英語でニュースを聴く,就寝前には,好きな本をKindleで読むかAudibleで聴く.ほぼルーティン化されたこれらの動きの中で,音読や筆写をする.これが普段の生活です.非常に地味な毎日だと思いますがどうでしょうか.レベルは関係ありません.要は,英語であれ日本語であれ,生活の中に「語学を通した楽しさ」があるかどうかです.また通訳や翻訳の仕事は原則お断りしたこともあり,去年よりは多く自分自身の学びに時間を割くこともできました.
富山に住む多くの高校生にとって,英語は何よりもまず教科・科目であり,点数・偏差値であり,合格・不合格の材料・対象です.学校の定期試験の点数が上がった・下がったで一喜一憂する気持ちもわからないではありませんが,内向き傾向が若干強いと感じられる富山の高校生には,英検やTOEFLLの題材や英字新聞の記事,さらにはMichael J. Sandelなど世界レベルの本を読ませたりと,負担にならない範囲で広く外の世界に目を向けるよう意識づけを図っています.
普通の学習塾とは異なる当塾のような英語塾がここ富山でこの先どれだけ受け入れられるかはわかりませんが,授業についてきてくれる生徒がいる限りは,今後も地道に指導を続けていきたいと思います.来年もまた楽しく頑張りましょう.