高校2年生,実用英検準1級合格

2021年度第2回,実用英検で,高校2年生の男子生徒が準1級に合格しました.おめでとうございます.今回はお父様から合格発表直後にメールをいただきました.

この生徒は自宅が遠いこともあり,普段はSkype,夏休み・春休みは対面形式で授業を進めました.

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当塾の門をたたいたのは中学2年生の時ですが,当時は他の多くの生徒と同様,音読に癖があり,発音やイントネーションの矯正に多くの時間を割きました.英文一つ音読するのにも,何度も「強勢や抑揚」の修正と反復が必要でした.この生徒の素晴らしいところは,そのような骨の折れるプロセスを,いやな顔をせずに素直にこなした点だと思います.

英語は「科目や教科」である以前に「生身の言葉」です.保護者の中には,音読が上手であるかどうかよりも,学校の試験結果が気になるという方もいるかもしれません.しかし長年の指導経験から,「音読の出来具合」と「英語の習得度」には,少なからぬ相関関係があると考えています.「強勢や抑揚」以外にも,音読が上手な人は,個人差はあれ,「音のかたまり」と「意味のかたまり」を意識的に,あるいは無意識に体得しています.このような観点から,当塾では「一対一」の授業の強みを生かし,指導開始と同時に徹底的に「音声トレーニング」を実施します.「対策や傾向」などという安易なキャッチフレーズに踊らされることなく,語学習得の王道を進むことで,結果はおのずとついてくるということです.

本人は医学部への進学を希望しているとのことです.今は時間のあるときはゲームに熱中しているようですが,私の影響もあってか,最近は洋楽も聴くようになり,「ベースを弾いてみたい」という素晴らしい希望も表明してくれました.英語も楽器も,続けることで一生の伴侶になり得ます.これからも楽しく学習を続けていきましょう.