2023年が無事終了.1年間ありがとうございます.

時間が過ぎるのは早く,まもなく2023年が終了します.
縁あって当塾で授業を受講してくださっている生徒,そして生徒の送迎その他,日頃から応援してくださっている保護者の皆様方に,心よりお礼を申し上げます.

当塾は,富山ではほぼ唯一といってよい,マンツーマン指導による高校生専門の英語塾です.2012年の後半から授業を開始し,2023年で約11年間,これまでに高校生を中心に(+中学生・社会人)多くの方々に授業を受講していただきました.来年2024年は12年目となります.

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ふだん富山で指導していると,最近では高校生との間で価値観の相違に悩むことも多く,自分自身が浦島太郎や異星人のように感じられることもあります.一方で,生徒が皆一様に性格が温厚で優しいこともあり,彼らに助けられながら(笑)ここまで続けることができてきたのではないかとも思います.

長年(30年以上),英語講師(時には通訳・翻訳者)として教育業界の片隅に身を置いてきましたが,国際的にはウクライナやパレスチナに見られる国際政治のレベルでの悲劇的な紛争,国内的には共通テストへの移行に見られる大学入試制度の変更等,ここ数年は特に変化が大きいと感じます.表面的な部分で対応しようとすると変化が持つ速度に追いつかない印象です.

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指導を支えているのは,毎回欠かさず授業を受講してくれる生徒の熱意もさることながら,もしかすると私自身が学生時代に指導教官から受けた教えの中にもあるのかもしれません.学生時代の恩師(日本人.専門は国際政治学)は例えて言うならば,J.S.ミル(J.S. Mill,19世紀英国の政治学者)のような人で(ミルには会ったことはありませんが…),教授との「一対一の個人指導」は,毎回,緊張で胃が痛かったことを覚えています.

指導スタイルは,細かな部分には深入りせず,常に「本質的な部分」に目を向けるよう,誘導してくれたように思います.「なぜこのテーマを選ぶのか」,「このテーマが持つ意義は何か」,「君が言いたいことは何か」等,シンプルな言い方ですが,こちらの目を正面から見据え,常にストレートに切り込んで来ます.

当塾の生徒は高校生であり,大学生・大学院生の指導とは異なります.しかし,彼ら・彼女らも近い将来,大学生になります.当然ですが,私が学生だった時代とは表面的には価値観が異なります.ただし,当塾ではこれまでも,そして今後も「本質的な部分」に目を向け,模索しながら,生徒との「一対一の対話」を愚直に続けていきたいと思います.