一人一人と向き合う

夏休みも後半に入りました。受験生の中には、予備校の大教室に通ったという人もいるでしょう。予備校には多くの受験生が集まりますから、緊張感を維持するには適しています。また、自分で学習スケジュールを立てることができる人や、弱点を客観的に見定め、一人で対策を練ることができる人には向いていると思います。

しかし、大教室の授業に不満を感じた人も中にはいるのではないでしょうか。予備校の大教室で手を上げて質問するには勇気がいります。授業後に講師に聞きに行くにも精神的な負担が伴います。また、そもそもどのように学習計画を立ててよいのかわからないという人もいることでしょう。

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当アカデミーでは、原則として1対1で授業を行います。1コマの授業時間は70分です。受講者は70分間休む暇がありません。音読で口を動かしているか、ディクテーションで手を動かしているか、長文と格闘しているか、講師の矢継ぎ早の質問に必死に答えようとしているか、人により様々ですが、この70分間は自分だけの時間です。

これが大教室の授業だったらどうなるでしょうか。70分のうち、いったいどれだけの時間を自分で占有できるでしょうか。自分がわからないこと、自分にとって必要なことを本当に遠慮なく確認できるでしょうか。

大学受験の場合、こういうことがあります。本人は英語の力を伸ばしたいと思っています。ところがカウンセリングを行うと、英語と同時に、あるいはそれ以上に国語の力が不足している、ということがあります。特に、読書経験が少なかったり、勉強イコール暗記という単純な図式で乗り切ろうとしてきたために、長文や記述式の問題になると太刀打ちできないのです。そのような受験生には、英語以外に現代文(国語)などの学習についても指導・アドバイスすることで、総合的な言語能力の増強を図るようサポートする必要があります。

大学受験で求められるのは総合力ですが、重要なのは学習内容を有機的に結び付けて捉え、なおかつそれらを抽象化・言語化する能力です。一方で、どのようにすればこのような力を身に着けることができるかは一人一人異なります。当アカデミーでは、受講者一人一人と向き合いながら、各自に合った学習プランを立てて、皆さんを応援します。