やはり地道なトレーニングは大切

英語力の向上に、才能はそれほど関係ないと思います。
やはり最後は、どこまで地道なトレーニングを継続できるかだと思います。
一定以上のレベルを維持している人たちというのは、トレーニングの継続が習慣になっている人たちのことです。

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英語を習いたての人、社会人になって英語をやり直したいと考えている人は、トレーニングを継続することの大切さに早い段階で気付く必要があります。

この点で、武道やスポーツをやっている人たちは有利かもしれません。なぜなら、「今週は自宅でシャドーイングを毎日3セットずつやってみましょう」というと、大抵はすんなりとやってくれるからです。また、トレーニングがともすれば単調になりやすいことも自らの経験からわかっています。したがって、慣れてくれば、自分なりに工夫して日々の生活の中にトレーニング・メニューを組み込んでいきます。

一人では三日坊主に終わりそうでも、講師のサポートの下、3か月、半年とトレーニングを継続すれば体が慣れてきます。そのうち、かつては自分で壁と感じていたものを知らないうちに乗り越えていたといった経験もできるでしょう。Across English Academyでは、自宅や職場でトレーニングを継続できるよう、一人一人トレーニング・メニューを作成してみなさんをバックアップします。

留学を通して得られるもの

留学というと、学位をとるためだとか、語学を学ぶためといった目的がまず第一に頭に浮かぶことでしょう。しかし、実は留学にはもっと大きな意義があります。

それは、留学することが環境をコントロールするための一つの訓練になるということです。

留学を決意したということは、自分の方向性を自分でコントロールする決意をしたということです。

複雑で面倒な手続きも原則自分で処理しなければなりません。
大学院レベルで留学する場合はエッセイの執筆を通して自分と向き合い、英語の論理で志望理由を伝えなければなりません。

自分の環境をコントロールすることが重要なのはよくわかるが、
そうであれば何も留学までしなくても国内で訓練できるのではないかと思うかもしれません。

確かにそうです。しかし国内では、特に地方では「多国籍な環境下で」訓練することはなかなかできません。
この「多国籍な環境下で」という点はやはり重要です。

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英語圏の大学や大学院は、授業にもよりますが、基本的には世界中から留学生が集う
多国籍な環境です。

授業では、そのような多国籍な環境下で議論し、時には議長として議論をリードすることが求められます。

短期の語学留学でも、多国籍な環境下に身を置くことに変わりはありません。
そのような中、日本に対する根拠のない批判を耳にすることもあるでしょう。

そういうときに冷静に反論できなければ、
授業をコントロールする主導権を相手にゆだねてしまうことになります。
授業といえども、そこは一つの国際社会なのです。

そして日本人は、国の外交を見ればわかることですが、
この自分に有利になるように自己主張し、環境をコントロールするということが
苦手です。

一方、英国や米国、中国、ロシアなどの国々は、「帝国」という歴史プロセスを経験しているからか、環境をコントロールしようとする行動を潜在意識レベルで、つまりはかなりの程度まで無意識で行っているフシがあります。そして、これが個人レベルの言動にも少なからず表れているように思います。

英語力の向上のみを目的に留学するというのは、あまりにももったいない話です。TOEICなどのスコアに現れない部分で成長を自覚できたならば、留学の成果は大いにあったといえるでしょう。

「最短距離」の向こう側へ

TOEICを指導していると、よく聞かれます。
「どうすればスコアが上りますか?」とか、「来月までにスコアを上げたいんですが?!」など。

最近では、多くの企業でTOEICがそれこそ知能テストのように扱われる傾向にあるので、社員も必死ということでしょう。
彼らの目的は、早く目標スコアをクリアして本来の業務に専念したいということであり、至極まっとうな要求でもあります。
それに、日本人はどうしても点数にこだわりますがら、社内で点数が良いと、周りから一目置かれることにもなります。

このようなビジネスパーソンの場合は、目標スコアをクリアするまでは短期戦で集中し、クリアした後はTOECのことはいったん忘れて、
英字新聞やペーパーバック(KindleでもOK)を読む習慣を付けたり、リスニングのスクリプトを実際に使ったりして、英語を楽しむ方向にシフトしてほしいと思います。

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中には、900点を取らないと気が済まないと考えている方もいらっしゃいますが、その場合も、半年なり1年なりといった期限を設けて取り組む、TOEICの問題をひたすら解き続けるといった味気のないトレーニングを避けるなど、配慮が必要です。また、1年掛けて英語をブラッシュアップさせる場合、TOEICの問題以外に、やはり英字新聞やペーパーバックの多読を盛り込むことをお勧めします。

大人になれば、時間は貴重な資産であり、しかもそれが有限であることに気付きます。スコアアップは大切ですが、限られた時間の中、自分の精神や知性を深めてくれるような英文に触れることも大切だと思いますがいかがでしょうか。つまり、英語を単なるツールと割り切らないスタンスもありだということです。それに、そもそも、ネイティブスピーカーは日本人ほどTOEICのスコアを気にしていないことを知っておくのも良いかもしれません。

英語の凹凸

TOEICのリスニング問題は、4カ国のナレーターの英語音声で録音されています。日本人にとって一番なじみがあるのはアメリカ英語でしょう。

そしてそのアメリカ英語ですが、一般的には中西部の英語(というよりは米語)が標準であるとされています。しかし、アメリカに滞在したことがある人はわかると思いますが、日常生活でこの標準米語に接する割合は、特にワシントンDCやニューヨークのような都市部ではそれほど高くないかもしれません。

大学や大学院の先生たちは、非常にきれいな米語を、しかもゆっくりと話す人が多いという印象を受けます。
しかし、一歩キャンパスの外へ出ると、そこには実に雑多な英語が待ち受けています。特にワシントンDCはアフリカ系の人が多いので、普通にダウンタウンを歩いていたり、地下鉄に乗っていたりすると、ラップのような英語が聞こえてきます。

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ここで気になるのは、標準米語を自認するようなアメリカ人にとって、彼らが許容できる英語はどこまでかという問題です。
國弘正雄先生は、『英語の話しかた―国際英語のすすめ』の中で、アメリカ人の航空管制官の例を挙げて、様々な国籍のパイロットが話す英語を理解しなければならない大変さについて触れておられます。つまり、国際化やグローバル化というのは、ほかならぬアメリカ人にとっても一定の負担を強いているということです。

常識的に考えれば、標準米語から著しく逸脱した英語を話す人とやり取りすることは、アメリカ人にとって大きなストレスになることは容易に想像できるのですが、非ネイティブが標準米語を話すことは当然ながら完璧には期待できません。でも、会話という音声を媒体にしてやり取りする際に、意思の疎通が可能か否かを、彼らアメリカ人がどこかで無意識に区別しているような印象を受けます。

もしかすると、ここに、ネイティブとやり取りする際に気を付けておくべき発音上のポイントがあるのかもしれません。

留学相談受付中

富山の英語教室Across English Academyです。

当アカデミーでは、留学を志す皆さんを応援しています。
短期の語学留学から大学・大学院留学まで、学校選びやビザの手続きなど、米国大学院への留学経験がある講師が皆さんをサポートします。

インターネットがこれだけ進化した今、極論を言えば留学しなくてもある程度まで英語でコミュニケーションができるようになります。TOEICで高得点を取得すれば就職や転職でアピールポイントにもなるでしょう。

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しかし、異文化の中でリアルなコミュニケーションを経験することは何物にも代えがたい人生の資産となるはずです。特に、激動する国際関係の中で、海外の留学生たちが日本をどのように見ているか肌で知るための絶好の機会となるはずです。

企業の英語教育に多読を導入することの効果と意義について

過去に企業から英語研修の依頼を受けたことがあるからわかるのですが、
一般的に、企業における英語研修とはTOEIC研修を指す場合が多いと思われます。
研修予算に余裕のある企業は、TOEICにプラスしてネイティブの会話トレーニングを行うこともあるでしょう。

国内、特に富山という地方性を考えると、TOEICなどの試験対策に傾注するのは理解できることであり、一定のプラス効果はあると思います。

私自身は、自分の英語力強化に最も役立った方法は何かと聞かれたら、「多読」であると答えることにしています。
高校生時代から富山駅の売店でStudent Timesなどを買い、お世話になった大学・大学院でも、ほぼ毎日英文を読む必要に迫られたため、意識せずに「多読」していたと言えます。

ふつうの日本人がこのような環境下に身を置くことは多くないと思われるため、「多読」は極めて意識的な学習行為になります。
また、企業研修等で「多読」を行おうとしても、結果を数値化できなかったり、短期的に学習効果を実感できなかったりする場合が多く、担当者の理解を得ることも難しいでしょう。

そのようなことを考えていたら、素晴らしい記事を発見しました。東洋経済オンラインの記事「新人に英語本500冊を読破させる会社 クレハ、超過劇な英語勉強法」です。この記事によると、クレハでは新人社員に対し、3年間で500冊の本を読ませるとのことです。具体的には、「辞書を引かずに3年間で300万語」ということだそうです。読書に慣れていない若者(オジサンも)にとっては、頭が痛くなるような内容ですが、PenguinやMcMillanなどを使用しているとのことで、最短5分で読めるものもあるそうです。

また、この記事では、中国人の新人社員に対して、「日本に住めば日本語は覚えられる。それよりも、英語をブラッシュアップさせ、高度な技術英語を駆使できるように」発破をかけているとのことです。

このような企業や上司のもとで鍛えられる若者は幸せですね。

高校の英語の授業を英語で行うことについて

富山の英語教室、Across English Academyです。

学習指導要領改訂に伴い、小学校での英語義務化や、高校での英語の授業は原則英語で行うなど、日本の英語教育は大きく軌道修正されます。高校の英語の授業は、原則英語で行われます。過去の受験競争への反省から、コミュニケーション重視へと大きく舵が切られるということでしょう。

何でもそうですが、一つのことを得ようとすると、別の何かを失うことがあります。人間は基本的に不器用な生き物ですから、一度に全部はできません。

自分の学生時代を振り返ってみても、教科の細かいことは覚えていなくても、不思議なことに、先生が何気なく話した個人的な体験や失敗談、さらには生徒に受けなかった冗談などを覚えていたりします。

コミュニケーションには、決まりきったフレーズのやり取り以外に、ロジックを大切にする、アイコンタクトをしっかり取るなど、様々な要素が介在するはずです。

また、コミュニケーションの取り方は本来極めて自由なものであり、その方法について細かく強制することはできません。今まで以上に、教師の技量が大きく問われることになりそうです。

個人的には、一般的に認識されている「コミュニケーション」なるものと同様に、あるいはそれ以上に、「Critical Thinking」を身に着けることが大切だと考えています。

センター試験 終了

富山市の英語教室、Across English Academyです。

センター試験が終了しました。

富山市では、心配された積雪もそれほどひどくはなく、理科の試験の一部を除き、試験自体も大きな混乱はなかったようです。

受験生の皆さんは、2次試試験等を見据え、さっそく気持ちを切り替えていることと思います。

どうか、健康に気を付けて、焦ることなく落ち着いて今後の準備に専念してほしいと思います。

Across English Academyでは、センター試験に向けた対策だけではなく、大検等で進学を目指す方々も支援します。

進学に向けて、どのように英語を学習したらよいか迷っている方、基本からしっかりとした英語力をつけたいと考えている方に対し、プロ翻訳者でもある講師が丁寧に学習指導します。

新年のご挨拶: 2013

皆様、あけましておめでとうございます。

富山の英語教室、Across English Academyです。

当アカデミーでは、プロの産業翻訳者でもある講師が授業を担当します。

受験生から、TOEICの受験など、やり直し英語でブラッシュアップしたい社会人の方まで、個人授業や少人数のグループ授業で、皆様を応援します。

塾や予備校の大教室を好まない方、こじんまりとした静かな環境でじっくりと英語に取り組みたい方は、遠慮なく、ご連絡ください。