大学入試英語:過去問対策授業 開講中

センター試験が無事終了し,高校3年生のみなさんは,私立一般入試,国公立二次試験へと意識が向いていることと思います.

当塾では,この時期,国内の大学へ進学予定の皆さんを対象に,志望大学・学部に絞った過去問対策授業を開講しています.

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授業形式・概要は以下の通りです.

  1. 授業形式:個人授業
  2. 完全マンツーマンの個人授業です.授業中に他の生徒や受講者と顔を合わせることはありません.一人で静かに集中できます.

  3. 授業内容:過去問対策中心
  4. 過去問を分析することで,志望大学や学部が何を求めているのか,一緒に考えます.出題者の意図や想いが透けて見えるレベルまで細かく分析しながら授業を進めます.

  5. 授業方法:「対面授業」または「Skype授業」
  6. 「対面授業」または「Skype授業」を選択できます.両者の組み合わせも可能です.他の科目で忙しい人や,自宅が遠い人も大丈夫です.

  7. 授業回数:「8回」または「16回」
  8. 基本の授業回数(初回)は「8回」または「16回」です.継続は随時可能です.

  9. その他
  10. 「対面授業」または「Skype授業」いずれの場合も,最初に面談を行い,授業回数や日程を確認・調整します.

    当塾では,普段は英検の過去問以外にも,The Japan TimesTime等の英字新聞や雑誌,Michael SandelThomas Piketty等,世界レベルの知識人の著作を読みながら,生徒の意識が常に外に向くよう配慮しながら授業を進めています.

    「大学入試英語:過去問対策授業」では,志望大学・学部の過去問に絞って授業を行います.その際,表面的な試験テクニックのみに陥ることなく,受講者のみなさんが「自分で考えて英文を読み,書く」ことができるよう,お手伝いをします.

    本番まで残された時間は多くありませんが,今からでも十分間に合います.限られた時間を有効に使い,自信を持って本番に臨みましょう.

2019年始動.本年もよろしくお願いします.

新年あけましておめでとうございます.
本年もよろしくお願いします.

一部の生徒の皆さんからは年賀状をいただいていますが,忙しいながらも,家族とあちこち出かけた様子が伺えます.休み明けには,学校のテストが待ち構えているとのことなので,貴重なリフレッシュになったのではないでしょうか.

私はといえば,例年通り,短い正月休みは貴重なインプットの時間です.12月に入ると,年末年始に向けて読みたい本を買いあさるのですが,今年は行方昭夫氏の著作を数冊(今回は『東大名誉教授と原文で楽しむ 英文読書術 イギリスエッセイ編』と『実践 英語のセンスを磨く――難解な作品を読破する (岩波現代文庫)』),あとは長年翻訳の仕事でお世話になっている電子版『リーダーズ・プラス』の書籍版,『ウィズダム英和辞典 第4版』その他数冊を購入しました.

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いつも生徒には,志を高く保つよう(偏差値のことではありません)意識づけを図っていますが,そのためには,何よりもまず私自身が学び続けることが重要だと考えています.そのような私にとって,行方氏の一連の著作は,まさにマンツーマンの授業そのものであり,一英語講師,また翻訳者としてこれまでに多くのことを学んでいます.

授業では,日頃私自身が学んでいることを生徒の皆さんに還元します.今後も,共に学びあいながら楽しい授業ができるよう心がけます.一緒に頑張りましょう.

1年間ありがとうございます

あっという間の1年間でした.
今年度も多くの生徒・受講者の皆様に授業を受講していただき,ありがとうございました.

振り返ってみると,今年も実りの多い一年でした.当塾では,TOEFLや英検を通して英語力を向上させたい,海外の大学に留学して世界レベルの環境で学びたいという高校生を主に応援していますが,実際の受講者は,小学生から社会人まで様々です.

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特に今年は,昨年以上に実用英検の受験で大きな成果が得られました.具体的には,小学2年生が準2級,中学2年生が2級,高校2年生が準1級にそれぞれ合格しており,上位級を目指す生徒の学年がさらに低学年化した印象です.高校生には,卒業までに準1級合格を目指すよう意識づけを図っており,志の高い(偏差値のことではありません)生徒は,今後も積極的に受け入れます.

また,社会人も一定数受け入れました.中でも,医学部に編入して医師を目指す方のお話には心を打たれました.当初,英語学習で非常に悩んでいる様子が伺えましたが,この方は,最終的に二次試験も突破され,某国立大学の医学部に無事合格が決まっています.

私自身は,英語に限らず,語学の習得は食事や歯磨きと同様,生活そのものだと考えています.朝起きたらThe Japan Times (& The New York Times)TIMEなどの英字新聞・雑誌に目を通す,PodcastBBCその他,英語でニュースを聴く,就寝前には,好きな本をKindleで読むかAudibleで聴く.ほぼルーティン化されたこれらの動きの中で,音読や筆写をする.これが普段の生活です.非常に地味な毎日だと思いますがどうでしょうか.レベルは関係ありません.要は,英語であれ日本語であれ,生活の中に「語学を通した楽しさ」があるかどうかです.また通訳や翻訳の仕事は原則お断りしたこともあり,去年よりは多く自分自身の学びに時間を割くこともできました.

富山に住む多くの高校生にとって,英語は何よりもまず教科・科目であり,点数・偏差値であり,合格・不合格の材料・対象です.学校の定期試験の点数が上がった・下がったで一喜一憂する気持ちもわからないではありませんが,内向き傾向が若干強いと感じられる富山の高校生には,英検やTOEFLLの題材や英字新聞の記事,さらにはMichael J. Sandelなど世界レベルの本を読ませたりと,負担にならない範囲で広く外の世界に目を向けるよう意識づけを図っています.

普通の学習塾とは異なる当塾のような英語塾がここ富山でこの先どれだけ受け入れられるかはわかりませんが,授業についてきてくれる生徒がいる限りは,今後も地道に指導を続けていきたいと思います.来年もまた楽しく頑張りましょう.

大学選びに国境は関係ありません

当塾では本気で留学したい高校生を本気で応援しています.これまでにも,難関試験であるTOEFLにチャレンジし,大学が求める目標スコアをクリアして希望大学に正規留学した生徒が複数います.

彼ら・彼女らは皆,心の底から留学生活をエンジョイしています.送られてくる写真やメールからは,言葉や文化の違いに戸惑いつつも,初志貫徹で必死に頑張っている様子が伝わってきます.

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当塾で学ぶ高校生の多くは,富山市内のいわゆる「進学校」に在籍しています.これらの高校における「進路指導」は,国内の大学に進学することが暗黙の前提になっているようです.ただし,これは地方の公立高校では仕方がないことであり,海外の大学に進学したい場合は,基本的には生徒が「自分で」情報を集めて行動する必要があります.

大学を選ぶ際の生徒たちの基準は,志望学部を別にすれば,国内の「私立か国公立か」,「富山か県外か」,そして偏差値的に「合格可能かどうか」であり,「世界のどこで学ぶか」という基準で考える生徒は,一部を除き,ごくわずかです.ちにみに,在籍生徒に確認したところ,志望学部のトップはなぜか(国内の)「医学部」です....

最終的に国内の大学に進学する場合でも,「(国内の)私立か国公立か」という観点だけで考えるのと,「海外の大学」も調べた上で決めるのとでは,本人の「意識・視野の広さ」が大きく異なるように思います.高校卒業時点で医学部に行くかどうか迷っている生徒には,参考情報として,例えば米国の医学部が「大学院」からスタートすることを伝えます(当然ですが,米国のメディカル・スクールの方が楽という意味ではありません).

当塾では,最終的にどの大学・学部に進学するかは自分で決めれば良いと考えています.同時に,気持ちの持ち方次第で,またインターネットを活用し,きちんと情報を集めることで,国内・海外問わず,大学選びの選択肢が大きく広がることも話します.現在高校生で留学するかどうか迷っている方は,遠慮なくご相談ください.

会員連絡(181205):SkypeのIDをお知らせください

今年も残すところ,あとわずかとなりました.
富山市では積雪予報も出ているようで,私もタイヤ交換を早く済ませなければと焦っているところです.
今シーズン,どの程度雪が積もるのかはわかりませんが,積雪の状況によっては送迎等,大変な場合もあると思います.

さて,入塾の際にお伝えはしているのですが,当塾では「Skype」による授業が可能です.
これまでにも,海外や県外在住の方を対象にSkypeを使用した授業を行ってきました.
例えば,一時帰国の際は対面授業,海外に戻った後はSkypeで継続という風に,使い分けが可能です.

Skypeによる授業は,富山在住で通塾組の方もOKです.
つまり,「通塾」と「Skepe」を併用した「ハイブリッド型」の授業が可能ということです.

富山の生徒はみな真面目なので,多少遅れてでも皆頑張って教室に来てくれます.
それはとても嬉しいことですが,部活で疲れていたり,事故の心配があったりもします.
そこは,各自の都合やスケジュールに合わせて柔軟に進めていけばいいと思います.

現時点で,一部の受講者の方々は,SkypeのIDをお知らせいただいていません.
IDの作成自体がまだという方もいるでしょう.
いざという時に慌てないで済むよう,早めにIDを作成してお知らせください.

中学2年生:準2級(実用英検:2018年度第2回),二次試験満点合格!

実用英検(2018年度第2回)二次試験の結果が発表され,今回も喜びの声が届いています.

夏休みから集中授業を受講していた中学2年生の生徒が,無事「準2級」に合格しました.しかも二次試験が「満点」です.これまでにも多くの合格者を出してきましたが,二次試験の満点は初めてです.本当におめでとうございます.

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ちなみにこの生徒は当塾入塾前に準2級の一次試験に2回不合格になっています.つまり,決して受講前から合格が約束されていたわけではありません.2018年度第1回のCSEスコアが「GP2 -3」であったことから,面談では,他の生徒の場合と同様,本当に努力する気があるのかどうか,まずは口頭で確認しました.

予想はしていましたが,授業開始早々あることに気づきました.つまり,中学入学後に入塾する他の生徒と同様,音声トレーニングの経験がまったくないということです.単語,文章,段落全てのレベルで音読がぎこちなく,強勢や抑揚に対する感覚や配慮が不十分です.最近の多くの中高生がそうであるように洋楽などの音楽もあまり聴かないようです.小学生時代からイギリスのハードロックを聴きまくり,ギターをかき鳴らしていた私とは大違いです.真面目なのはいいことですが,語学の習得は机上の「勉強」だけでは物足りないし,面白くないと思います.

また,二次試験は,市販の対策本を参考にするだけでは高得点は得られません.理由については授業で説明しています.とくに受験級が上がるにつれて,市販テキストの解答例を暗記しても,実際の面接で上手に応用できないケースが多くなります.今回の生徒の場合は,なんとか合格レベルに到達したいという本人の思いを信じて授業を開始したというのが率直な気持ちです.

ところが,実際に授業を開始すると,早い段階で本人が持っている優れた資質が顔を出し始めました.それは,この生徒がとにかく素直に指導に従ってくれるということです.英語力を向上させ,英検であれ大学入試であれ,合格という目に見える果実を得るには何が必要かと問われれば,一つは,性格面での「素直さ」であると答えます.簡単なこと,負担のないことでも,言われたことができなければ,英語であれ何であれ,力がつかないのは当然です.

合格は通過点にすぎません.富山の中高生は素直でおっとりした生徒が多い印象ですが,一方,音楽でも何でも,もう少し外のこと,世界のことに目を向け,関心を持ってほしいですね.自宅で学校の仲間とLINEするのも楽しいでしょうが,洋楽を聴いたり,たまには学校の課題のことは忘れて,英字新聞等,海外の情報に直に目を通すだけでも,世界を見る際の視野が大きく広がります.周りとの関係を大事にしつつも,「和して同ぜず」で,自分なりの学び方も見つけましょう.

会員連絡(181026):実用英検(2018年度第2回)の解説をします

実用英検・一次試験(2018年度第2回)が無事終了し,当塾では現在,二次試験合格に向けて授業を行っているところです.二次試験まで時間があまりないので,授業では音読や面接の練習を中心に進めていますが,必要に応じ,1級と準1級を中心に一次試験の見直しも行います.

今,問題冊子を見ながら分析を行っているところですが,今回も非常に興味深いテーマが出題されました.特に,1級ライティングのテーマ ‘Has a university degree in the humanities lost its relevance in today’s world?’ は素晴らしいですね.前回のテーマ ‘Agree or disagree: Japan will benefit overall from hosting the 2020 Summer Olympics?’ と比較すると,抽象度のレベルが高く,やはり普段から地道に物事を考えていないと,即座に3つの理由を提示するのは難しいかもしれません.私自身は,このテーマを見た途端,拍手を送りたい気分になりました.

普段から生徒には,傾向や対策といった表面的なテクニックのみを求めて彷徨うのではなく,世の中の動きや歴史に目を向け,なぜこのようなテーマが出題されるのか,出題者は受験者の何を見極めたいのか,じっくり英文と対話するよう意識づけを図っています.安易でお手軽な方法がもてはやされるこの時代に,高度な英文と格闘し,自らの意見を述べさせることが指導方法として適切なのかどうか,自問自答する毎日ですが,そのようなやり方に付いてきてくれる生徒がたとえ少数でもいる限りは,地道に頑張って指導を続けようと思います.

以下は,私が大学生(学部生)のときに,所属ゼミで指定された参考文献の一部ですが,これらは,私がその後大学院で研究したり,人生を生きていく上で,まさに糧となった「人文・社会科学」の名著です.

自由からの逃走 新版

ナチズム時代の大衆・心理分析を通して,なぜ人々が自由を捨て,自ら独裁政治に身を委ねることになったのか,社会心理学の観点から検証しています.いつの時代も,人は自由を求める一方,人と違うことには強い抵抗を覚えるのかもしれません.

歴史とは何か (岩波新書)

History is an unending dialogue between the past and present(歴史とは,過去と現在との不断の対話である)” というフレーズが有名.歴史の碩学がどのように過去や現代を見ているのか,言い換えれば,彼ら歴史家の目を通して歴史を見ることで,学べることは多いと思います.

危機の二十年――理想と現実 (岩波文庫)

どこの国でも,またいつの時代でもそうですが,国際政治について冷静に議論することは難しいのだと思います.第一次大戦の惨禍を経験した国々が,なぜ戦後の平和な時代に別れを告げ,第二次大戦の道へと歩み寄っていったのか,孤独と絶望の中で,迫り来る戦争の時代を著者は怜悧に見据えています.

実用英検一次試験(2018年度第2回)が実施されました

昨日,英検一次試験(2018年度第2回)が無事実施されました.
今年度は,春の試験を受験する生徒が多かったので,今回の秋の試験では数名が2級と準1級を受験しました.

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ちなみに準1級を受験したのは,高校1年生です.本格的に試験対策を開始したのは夏休みに入ってからですが,高校1年生にとって準1級の内容はハイレベルです.通常,授業では分量が手頃なリスニング・スクリプトの精読から開始しますが,歴史やIT,海外の大学事情等,普通に富山でのんびり生活している限り知らない内容ばかりです.

そのような中,この生徒は毎回欠かさず予習・復習してくれました.試験後の感想では,手応えも感じているようなので,早速二次対策に移行する旨伝えました.

実用英検の素晴らしいところは(国連英検もそうです),周りの目を気にすることなく,思う存分「自己主張」できるところです.しかも正解は一つではありません.自分で意見を考え,筋道立てて話をする,このような力は,学校の授業だけで身に付けることは難しいと思います.学校のテストや模擬試験の結果も大事ですが,より多くの高校生が,英検上位級の学習・取得を通して,臆することなく,自己主張できる人間に成長してほしいと思います.

社会人受講生:国立大学医学部編入試験(一次)合格!

また嬉しい知らせが入って来ました.
3ヶ月間,当塾で学んだ社会人の方が,国立大学医学部編入試験の一次試験に無事合格しました.

当塾は受講生の多くが高校生です.したがって授業内容は,発音・音読練習から読解・英作文,英検やTEAP,留学を希望する生徒の場合はTOEFLの受験対策やエッセイのライティングなどが中心です.

そのような中,3ヶ月ほど前,医学部編入を目指す社会人の方からメールをいただきました.話によると,去年いくつかの大学の編入試験を受験したが合格には至らなかったこと,合否の鍵が英語であること,英語学習で非常に悩んでいるとのことでした.

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面談を行い,いろいろ話をしましたが,本気で医師を目指していることがわかりました.この方は過去に大学を卒業しており,医学部編入は大きなキャリア・チェンジとなります.プライベートな面まで話を伺い,退路を断って行動していることに心を打たれました.

さっそく指導を開始しましたが,いくつか気付いたことがありました.これまでにも,英検のリーディングが苦手という社会人の方々を見てきましたが,そのような方々に共通点した特徴です.

細かな話は控えますが,概ね以下の通りです.

1. 音声に対する意識が希薄である,あるいはまともに音読ができない.また読む速度が遅い.普段リスニングをしていない等.
2. パッセージやパラグラフの構成(センテンスとパラグラフ,パラグラフ同士の関係等)が理解できていない.
3. 設問で正解を得ることを優先する一方,英文そのものが読めていない,あるいは読めた気になっている.
4. 細かな情報は比較的理解できるが,全体の主旨をまとめることが苦手である.

今回受講した方の場合,上記4つのすべてで改善が必要と判断しました.また,多少の手応えが実感できるまで最低3ヶ月はかかると話しました.授業では,まずは高校生と同様,基本に立ち返り,最初に1パラグラフずつ音読し,その後ですべての英文について精読する作業を続けました.

使用したテキストは主に志望校の過去問で,出典はScienceNature等の医学・科学系の専門誌です.学生時代に語学と国際政治学を学んだ私にとっては専門外の内容であるため,私自身も予習に相応の時間を割きました.ただし出題の傾向云々ではなく,あくまでも英文リーディングの観点から指導することに専念しました.

多少の手応えを感じるようになったのは,1ヶ月ほど経ってからです.最初の頃とは異なり,説明の仕方や内容が見違えるように整理されています.成長の跡が見られること,自信を持って続けようと励ますと嬉しそうな表情.本人は,設問の内容や正解の根拠がわかりにくいと感じているようでしたが,もう少し辛抱し,当面は英文リーディングの精度を上げることに専念しようと話しました.

その後はリーディングの精度が上がってきたのが確認できたため,速度を上げる方法を指導しました.英語であれ日本語であれ,特に論文の場合はパッセージ全体を貫く一本の「筋道」があります.微細な情報に煩わされることなく,本筋を読み取るにはどうすればいいのか,頭の働かせ方をトレーニングしました.高校生にも言っていることですが,きちんと読めていれば,全体を読み終わった時に「目の前の視界がクリア」に感じられるはずです.この方の場合も,入塾した頃とは違って,少しずつではありますが,表情が明るくなっていきました.

英作文を除き,最低限の内容は指導できたと判断し,普段通りの気持ちで受験してくればいいと,本人を送り出しました.本人が抱える不安や緊張を全て取り除くことはできませんが,落ち着いて取り組めば必ずいい結果が期待できると思いながら,私も高校生中心の授業に戻りました.

最後の授業から2週間近く経った頃です.久しぶりのメールなので私も緊張しながらiPadの画面をタップしました.第一報は,「***大学の一次試験を通過しました!」です.

文面から,本人の嬉しそうな表情が目に浮かびます.次は二次試験ですが,面接でプレゼンをする必要があるとのことです.ここから先は本人次第です.頑張ってください.

高校2年生:準1級,中学2年生:2級(実用英検:2018年度第1回)合格!

実用英検(2018年度第1回)二次試験の合否が発表されました.
最終的には,準2級を受験した小学2年生を除き,全ての受験者が無事合格しました.この2年生の生徒も合格にわずか1点足りないだけです.次回は大丈夫でしょう.

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準1級に合格した高校生は,高校が主催した米国研修の最中にお母さんからメールで合格を知らされたとのことです.二次試験直後は自信がなかったと話しており,合否発表のことも忘れていたようです.いずれにせよ,学校の課題や部活で忙しい中よく頑張ったと思います.

2級に合格した中学2年生は,合格は間違いないと見ていたので,特に心配はしていませんでした.同じく2級に合格した高校2年生も,3級,準2級,2級と順調にステップアップしています.3級に合格した中学1年生は,入塾前に2回不合格になっていますが,入塾後は1回の受験で合格しています.

いつも言っていることですが,合格は喜ばしいことですが,しばらく経てば忘れます.英字新聞やペーパバックを読む,ポッドキャストのリスニングを日課にする等,普段の生活でできることはたくさんあります.合格後は生活そのものを向上させる意識を持ちましょう.