夏期集中授業終了

夏休み中の集中授業が終了しました。英検受験その他、各自がそれぞれの目標に向けて
頑張りました。本当にお疲れ様でした。

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夏休み中はふだん以上にたっぷりと多聴や多読に取り組み、充実した時間を過ごすことができたようで、うれしく思います。

10月に実用英検を受験する生徒は、引き続き授業でフォローします。残り一か月楽しく取り組み、実りの秋を迎えましょう。

Amazon Kindleを用例検索で使う

最近は国内でもKindleを使う人が増えてきていると思いますが、今回はちょっと便利な使い方をご紹介します。

ほとんどの人は電子ブックを読むためのデバイスとして使用していると思いますが、それだけではもったいないと思います。

高校生や大学受験生に対しては、できるだけ質の高い英文に触れてほしいという思いが常にあるのですが、頭を悩ますのは、いかにそれらの用例を効率よく探し出すかです。そこでKindleの登場です。つまり、英文の用例検索として使用するのです。

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世の中には、『新編 英和活用大辞典』など優れた辞書がありますが、過去の文学作品だけでなく、今日の作品などからも用例を探したいと思うことがあります。

そんなときは、PC用のKindleにダウンロードしてある本を任意に選び、検索をかけます。こうすることで、瞬時に用例を探し出すことができます。Jammingなどの辞書ソフトと異なり、複数の本に対して全文検索をかけることはできませんが、最低限の検索はできるので、いまのところは許容範囲です。

うれしい偶然

まったくの偶然ですが、うれしいことに、今年の夏は何人かの生徒が米国で学ぶ機会を得ています。

そのうちの一人は社会人の方で、職業上の専門知識や技術にさらに磨きをかけるために旅立ちました。当アカデミーで英語を学んだのは約2か月間です。社会人なのでやり直し英語ということになります。それにしても、一時的にせよ仕事を中断して海外で学ぼうという決断と行動力は素晴らしいと思います。授業では、実際に現地とやり取りするための英文メールの書き方や、プロの職業人としてどのように自己表現し、相手とコミュニケーションするか、さらには、SIMフリーなど米国IT事情の話で大いに盛り上がりました。

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また、ハーバードやMITなど東海岸の大学、さらには国連本部などを見学し、各国の高校生と交流するための研修プログラムに参加している高校生もいます。費用もかかることだし、最初は参加すべきかどうか迷っていたようですが、このようなチャンスはめったにないということもあり、最後には親の説得に成功したようです。将来は、大学でさらに英語力に磨きをかけ、国際関係や地域研究を学びたいという希望を持っています。

今では海外に行かなくてもGoogle Mapsなどで行った気になることもできます。それでも実際に自分の足で現地に行くと、空気感や匂いも含め、ネットで得られる印象とは大きく異なることに気づく場合があります。特に若いときに学びの目的を持って訪れた場所は一生の思い出になるのであり、人生の中で再び訪れる機会もあることでしょう。この高校生には、帰ってきたら、お土産話と交換にたっぷりとリーディング・アサインメントを課す予定なので、楽しみに待っているところです。

「Reference」ページを追加しました。

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今年度、授業で使用するテキストを紹介しています。使用するのは主に中学生です。

最近は、CDやDVDを使用した優れたテキストが多く出版されており、教える側も楽しく活用しています。

特に、OxfordやCambridgeのテキストはCEFRに準拠しているため、自分が今どのレベルにいるのか、さらには、どのような学習をすれば目標とするレベルに到達できるのかが明確に把握できます。

実用英検の取得を目指す場合は、語彙や読解などのフォローが別に必要ですが、これらのテキストを通して、じっくりと英文と対話することの大切さや、外の世界を知ることの喜びを学んでもらいたいと考えています。

中学・高校生対象、集中講座を開講します!

中学・高校生対象、短期集中講座を開講します!
各コース共に定員4名の少人数制(または個人指導)です。

英検を受験したい、TOEIC(またはTOEIC Bridge)にチャレンジしたい、長文が苦手、自由英作文はどうすればいいの? などなど、英語に関する中高生の悩みは尽きません。

そこで当アカデミーでは、そのような悩める中学生・高校生をサポートすべく夏休み向け短期集中講座を開講することにいたしました。

英検の上位級に挑戦したい中学生・高校生も歓迎します。この機会に、普段はなかなか学べない本物の英文リーディングやライティングの手法、ボキャブラリーの増やし方を学んでみませんか。友達より一歩、二歩、三歩前に進みたいと思っている方々の参加をお待ちしています!

詳細は、Intensive Courses for Junior-High & High School Studentsのページをご確認ください。

やり直し英語は発声練習と発音矯正も一緒に

社会人の場合、仕事や海外研修などで急に英語が必要になることもあるかと思いますが、そのような場合、何から手を付けたらよいのでしょうか。

当アカデミーでも、TOEIC対策以外に、純粋に英語力をつけたいという社会人の方々を対象に授業を行っています。

カウンセリングの段階で、現在どのような学習をしているのか確認しますが、たいていの場合は、瞬間英作文などの市販テキストに取り組むケースが多いようです。おそらく、とっさに口から英語が出てくるようにしたいという意識の表れだと思います。

社会人の場合、過去に習った文法を呼び起こしたり、意識下に定着させる上でこのやり方は有効な方法だと思います。

しかし授業では、これ以外に大切な部分にも意識を向けるように指導しています。それは何かというと、ずばり「発声」です。「発音」といってもいいのですが、やはり「発声」といったほうがしっくりきます。

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日本人であれば、多かれ少なかれ、海外で自分の英語が通じないという経験があることでしょう。そのとき、どのように自己分析したか思い出してください。

真面目な人であれば、たいていは「自分ではわからないが、どこか文法的に間違っていたのだろう」と考えるケースが多いのではないでしょうか。

確かにそのようなこともあるでしょう。しかし見過ごされがちなことですが、自分が発する英語が正しい「音声」として相手に認識してもらえないケースもあるように思います。

これは、LとR、あるいはBとVの違いといったミクロなレベルでの話ではありません。そうではなく、日本語と英語、特に米国標準英語では、発声の仕方が大きく異なるということです。

教室に来る受講者には、最初に簡単な英文を音読してもらいますが、ほぼすべての人に共通している特徴があります。それは発声の際の音声の「圧力」が弱いということです。か細いと言ったらよいでしょうか。

これが例えば、米国人の場合、女性であっても、体幹から発するようなダイナミックな声や息の圧力が伝わってきます。口の前にろうそくがあったら、炎の揺れ方が違うだろうという印象です。

日本語は口先で、しかも口を大きく開けなくても、ある程度までは発話が可能です。しかし英語はそうではありません。場合によっては、お腹から、あるいは喉を絞るような発声が必要な言語です。

さらに、単語には強勢があり、一定の長さの文章になれば抑揚があります。つまり、一定の要素が全体として音声のパッケージになって初めて、英語らしい音声の枠組みに収まるということです。

授業では、必要に応じ、腹式呼吸の要領でお腹から発声する感覚を身に着けてもらうよう指導しています。英語であれ日本語であれ、言葉のベースには音声があります。しかも、それぞれの言語で心地よさの基準は異なります。

英語学習においては、フレーズの暗記以外に、可能な限り、英語なりの心地よさに意識を向けることも大切だと思います。

音読の目安

音読が英語学習で効果があることは間違いないと思います

英語は言葉です。言葉である以上、音声の学習を中心に据えることは当然です。また、今までの経験から、音声指導をちゃんと行うことで、長文などの大学受験対策でも効果が期待できると考えています。

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でも多くの人はこう思うことでしょう。
音読の効果があるのはわかるが、どれだけやればいいのか、と。

当アカデミーでは、おおむね以下のような目安を定めています(最低限ここまではやるという目安です)。

1、中学生や高校生など学校の教科書を使用する場合

教科書の本文を見ないでシャドーイングできるレベルまで

2、英検など検定試験を受験する場合

受験級のリスニング問題の本文を見ないでシャドーイングできるレベルまで

どうでしょうか。わかりやすい目安だと思いませんか。
教科書や英検などの問題集とCDを使用し、本文を見ないでシャドーイングできるようにする、たったこれだけです。

目標がシンプルなので、生徒はみな楽しくかつ真剣に取り組みます。
英語には、頭を使って習得するという以外に、体を使って体得するという側面を無視できません。

大学受験対策で来ている高校生も例外ではなく、日々の習慣として音読に取り組みます。予備校などの大人数のクラスとは異なり、授業中にCDやDVDなども使用します。

講師が一方的に説明に終始し、生徒は一言も英語をしゃべらないなどということはありません。当たり前です。一番の目的は、生徒に「英語力」をつけてもらうことなのですから。

当アカデミーでは、このような英語習得の王道を用意したいがために、基本的に1対1で授業を行っています。

リベラルアーツへの導入教育としての多読学習

当アカデミーでは、中高生を対象に、多読学習を取り入れています。
もちろん多読学習だけをやっているわけではありません。あくまでも通常の授業に加えて取り入れているということです。

使用するテキストはOxrord BookwormsなどのGraded Readersです。
読みのペースは各自に合わせて調整します。あとは分野が偏らないように幅広いジャンルから読むように指導しています。

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多読学習の向こう側には、リベラルアーツを射程として捉えています。
リベラルアーツとは、多様な価値観の下で、多元的・複眼的な思考を身に着け、人間を理解するための基礎学問のことです。

これから先少なくとも10年、さらにその先の20-30年は変化・変動の時代であり、そこで求められるのは、幅広い知識に加えて多様な他者、世界と対話する意思や能力、行動力です。

英語は、仕事や環境によっては「できたらいい」から「できて当たり前」になります(いわゆる「ぺらぺら」になるということではありません。各自にとって必要な英語ができればいいということです)。できて当たり前の環境で問われるのは言うまでもなく英語力プラス自分自身の価値観や世界観です。

最近の国際関係では、クリミア半島や捕鯨問題などがクローズアップされていますが、これらの問題には、土地の帰属や捕獲量といった目に見える対立以外に、他国の問題に介入することは妥当か否か、人間と自然との関わり合いはどうあるべきかといった「世界観」のレベルでの対立があります。

また最近では、TOEFLなどの外部試験の導入が議論されていますが、TOEFLの場合、英語力を単なる「スキル」と捉える考え方では不十分で、リベラルアーツに対する理解、基礎知識が必須となります。日本で主流なTOEICや国内の学校教科書と同じ次元で論じることはできません。

自分のキャリアを国際的な次元で捉え、留学を視野に入れている高校生は、現在の学習でほかに目を向けるべきことがないかどうか、よく考えてみることをお勧めします。

ライティングは万年筆で!

英語習得では、一定量の書き取りは欠かせません。

特に、小学校高学年から高校生の場合、早い段階で書くことに対する心理的な抵抗を払しょくする必要があると考えています。

普段授業で書き取りを指示すると、こちらから提案しない限り、生徒たちのほとんどがシャープペンシルを使用します。そこでこう言います。

「万年筆を使ってみようか?」と。

多くの生徒は「えっ?」という顔をします。
なぜなら、日本では日常的に万年筆を使う生徒はあまりいないからであり、想定外のことだからです。

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では、なぜ万年筆を使うとよいのでしょうか。

一番の理由は、それが「心地よい」と思われるからです。
決して主観だけで言っているのではありません。
現に、今でも多くの作家が万年筆を使っていることはよく知られています。

英語習得で一番大切なのは、心地よく学ぶということではないでしょうか。英語と日本語は大きく異なる言語であり、どうしても中・長期的に学ぶ必要があります。そしてそのためには、そのプロセスが苦行であってはならず、頭と体の負担を少しでも軽減するよう配慮しなければなりません。

何も言わずに生徒たちの書き取りを見ていると、必要以上に筆圧が高い子が多いように感じます。指、手首、腕、そして肩がガチガチなのです。そして、硬い下敷きを敷き、先の細いシャープペンシルを使い、ガリガリと文章を書いていきます。そしてどこかで必ずボキッと芯が折れ、字を間違えると今度は消しゴムに持ち替えてバタン・バタンと机をたたくように消しかすを掃除します。

考えすぎといわれるかもしれませんが、良質な英文と向き合った時に感じる流れるような思考が妨げられているように思えてなりません。

また、字の書き方という点で見ると、役所の文章のように小さな字をぎっしりと、あるいはきっちりと書く生徒もいます。私自身が字がきれいな方ではないせいか、「お見事!」とうなってしまうこともしばしばです。

各人の個性は尊重します。でも個人的には、ストレスを感じることなく、のびのび・すらすらと書いてほしいと思います。また、万年筆で書くことを体験した生徒の多くは、その後、めきめきと書き取りが上達します。書き取りはテストではありません。間違えたら、横線でも引いて書き直せばいいだけです。

力を抜いて体にかかる負担を減らせば、自分では気づかないかもしれませんが、頭と心に余裕が生まれ、落ち着いた気持ちで学習できるようになると思います。

子供に英語を学ばせたいと考えている親御さんは、ぜひ万年筆をプレゼントすることから始めてみてはいかがでしょうか。